審査では何を見られる?法人口座の審査における注意点と開設までの期間

審査では何を見られる?法人口座の審査における注意点と開設までの期間


資本金の額を最低基準以上用意しておく

法人口座は会社の資金を管理する上で重要になりますが、個人口座のように申請をして必要な書類を提出すれば誰でも作れるというわけではありません。法人口座の開設には必要書類の提出とは別に、既定の審査に合格を受けることが義務付けられています。これは犯罪目的で口座を悪用するのを防ぐのが目的です。審査基準は銀行によって異なりますが、審査に落とされやすいポイントの一つに資本金の少なさが挙げられます。一昔前であれば会社の設立に必要な資本金の額は決まっていましたが、法改正によって1円からでも設立することは可能です。とはいえ、資本金の額は企業としての社会的信用に繋がるので、少額での申請では断られることもあります。最低でも100万円程度は用意しておくことが大切です。

事務所の実態が把握できない

時代の移り変わりの中で、会社の所在地をレンタルオフィスに設定する個人事業主も増えています。レンタルオフィスは手頃な費用で都市部に会社の本社を据えるなどメリットが多い反面、事務所の実態が不透明で疑われてしまうことも少なくありません。都市銀を始めとした大手は特にこの点を重視するので、例え小さくても所在に透明性のあるオフィスを構えることが重要になります。

申請から開設までに必要なおおよその期間

個人の口座であれば申請から平均2週間程度で開設することができますが、法人は審査が加わることで期間が長くなります。新規で事業を立ち上げた企業が開設する場合、提出する書類の一つでもある登記簿謄本の取得に1週間待たなくてはいけません。そのほか、書類を提出した後の審査にも2週間程度掛かってしまうので、法人口座の開設は平均1ヵ月ほどの期間が必要です。

法人口座とは、口座名義が個人ではなく会社名であることを指します。起業して強制的に作るものではありません。しかし取引先とのやりとりがスムーズに行えたり、信用を得られることから作るメリットは大きいです。

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