審査で不利になる条件は！？事業資金を借りるうえでの注意点
融資の可否に影響する格付け
事業資金を銀行から借り入れする人は多いでしょう。銀行融資を受けるうえでは黒字が継続している状態が好ましく、赤字だと格付けが下がります。銀行側は企業の格付けをしたうえで、審査の可否・融資額などを決定しているのです。自己資本が少なすぎる、負債が多いなどはマイナスポイントになります。そして何より債務を返済する能力があるかどうかを問われます。事業融資は個人的な融資よりも融資額が格段に大きくなるので、銀行側はより慎重に審査をするのです。
返済方法を明確にすることが大事
事業資金を借りるときは、同時に返済方法も決めておく必要があります。高金利であるほど返済期間・回数は増えますが、これは利息により返済総額自体が増えるからです。元利均等返済や元金均等返済などの返済方式、年間の返済回数、元金据置期間なども考えて決めましょう。返済計画の詳細を説明できない状態で融資の申し込みをしても、却下されることが多いです。どこから返済資金を用意するのか、返済が厳しいときに売却する不動産はあるか、なども金融機関に明確に伝えてください。
キャッシングは完済しておくのが好ましい
キャッシングから借り入れしているだけで、銀行からの事業資金を調達するのが難しくなる可能性があります。個人的にキャッシングを利用する分には問題ありませんが、企業が事業資金の一部調達のために利用しているなら、銀行は融資に対して消極的になります。すでに自転車操業の状態にあると判断されるためです。ノンバンク系で事業資金を調達するのは、高金利という面からも避けるべきでしょう。
受け取った手形は裏書をして支払いに回す事ができます。これを回し手形と言い、額面通りの金額を支払いに使えるので、事業資金の負担を軽減する事が可能です。